エリのお目々が・・・⁈

10月なのに暑い日が続きます。

 

さて、これまた、我が家の女王様のエリザベスちゃんネタです。

 

もう、生き物って、病気になるのが嫌ですね!

獣医だからって、なんでも治せるわけではないのですよ!←逆ギレ!すまん 実は、治らない病気の方が多い!動物が自分で治しているのを手助けしてるだけ!!!

 

ましてや、嫌な病気を知ってるだけに、妄想が悪い方へ、悪い方へと・・・。

 

 

あ、

 

あわわわ・・・・

 

阿波⁉︎ ←マイブーム

 

 

さて、エリちゃんも9月生まれなので、9歳になりました。

小型犬のトイプードルに比べると、ちょっと老化が早いのではと予想しておりますが・・・悲

 

 

2年ぐらい前から、左目のまぶたにしこりができてまして。

高齢犬になると、このまぶたに小さなしこりができてくることが多いのですが。

 

この病気はほとんどがマイボーム腺腫と呼ばれる良性腫瘍が多いのですが・・・悪いもの(癌)だったりすることもあるので、大丈夫ではないのですよ!ムムムとっても不安

 

先述したように、ほとんどが命に関わることがないのですが、

 

このしこりが原因で、眼球に炎症が出たり、動物が気にして自分の手でゴシゴシ引っかいて眼球に被害が出ることもあるし、加齢とともにあっちこっちにできてきたり。そして、何回も手術したり・・・

 

腫瘍の先端だけ切除しても再発したりするとっても嫌な病気・・・。

ましてや、よく似てても癌だったり、良性腫瘍が悪性に変わったり・・・するかも。

 

 

 

 

↓これは、一年半前のエリちゃんの眼ですが上まぶたが 小指の先の半分くらい腫れがっています。

本人も気にして、前足で目の上を引っかいておりました。

この時は、様々な抗生剤の点眼、内服薬にも改善がなく、ステロイドにも全然反応しない日々が続いたので、本当に悪性腫瘍を疑いました。泣

上記の症状も、なんだかんだで、徐々に改善されていきましたが、、、、。

 

結局、まぶたの腫瘍がなくなるわけではなく・・・

 

 

結局、エリちゃんが目の上のシコリが気になるらしく、おメメを引っ掻いたりすることが、度々あっったので。

 

思い切って、手術することにっ! ←嫁の『鶴の一声』です!

 

 

 

 

 

 

 

 

↓さて、表面的には小さなマイボーム腺腫ですが・・・

 

 

 

 

上まぶたをめくると・・・

 

 

なんと、こんなに大きい!!!

 

 

さらに拡大します!

 

 

で、デカすぎ!

 

この形って?

ベイ  マックス

 

 

そして、いざ手術!

 

かわいそうですが、全身麻酔下のエリちゃん。

 

新聞の上に置いているのは、目のまわりを毛刈りするためです!

 

 

そして、手術する前に、もう一度・・・。

 

憎っくき腫瘍の大きさや、摘出するマージンの確認を念入りに・・・。

 

 

 

 

 

う゛

 

 

で、でかい・・・

 

 

マジで!

 

 

 

 

もし、悪性腫瘍だったりしたら、絶対再発するし・・・

 

かといって、あまり大きく切除すると、エリのかわいいおメメが台無しに・・・

ましてや、一生ドライアイなんかになったら、どうしよう・・・

などと、嫌な後遺症ばかりが、頭に浮かんできます。

 

でも、

 

えいっ!

 

やぁっ!

 

て気持ちで、チョキチョキ切っていきます!

 

基本は ホームベース型 に切除します!

 

 

で、でもちょっと、大きく切りす・・・

 

 

 

まぶたの三分の一を切除することに・・・

 

 

 

で、

 

髪の毛より細い糸で縫い合わせて無事手術は終了〜!

 

で、反対側のおメメの下に、小さな腫瘍があったので、これは電メスで、ジュッと切除してそのまま終了。

 

その後は、抜糸するまで、10日以上のエリザベスカラーの装着が絶対です!

 

 

あ、

 

 

 

エリたん、

 

エリザベスの名前なのに・・・

今まで一度もエリザベス・カラーを付けたことがなかったのね!

 

確か、避妊手術の時は、子供が小さかった時のTシャツを着せていた覚えが。

 

ということで、初のエリカラ装着! ↓↓↓

 

左目のまわりが、毛刈りされていて、せっかくの可愛さが台無しですが・・・

 

まるで、KISSのポール・スタンレーみたく。

↓↓↓

 

エリたん、まあ、そんなに、ブサイクにならずに手術は成功です!!!

 

 

 

そして、もう一つの心配はカラー生活がとても嫌がる子がおりますが・・・

 

 

エリたん

エリザベス・カラーをつけてもそんなに嫌がらなくて、一安心です!

 

写真の端に、もう老衰でミイラみたいなヨボヨボのコットンがグーグー寝ていました。

ケナフはとっくに亡くなっています。

この時はまだ、なんとか元気だったのにねぇ。。。。

↓↓↓↓

 

で、すぐそばに、エリちゃんも グーグー おやすみしてます。

 

 

 

その後、摘出した腫瘍は検査で県外に送られ・・・

 

日本で超優秀な病理の権威の方(Dr. Kに、診断していただき、

 

 

『低悪制度のマイボーム腺上皮種』という診断で、

 

 完全切除だろうと・・・

 そして、おそらく『完治』だろうと・・・

 

まあ、100パーセント大丈夫!なんてのはありませんが、

まず安心できる結果をご報告いただきました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

まあ、これまた、ウチの子のネタで、すんません。

 

この出来事のあと、

 

コットンもすぐに亡くなってしまって・・・泣

 

エリちゃんは体は大きくても、末っ子で、怖がりなのです。

絶対ひとりぼっちになったら、ごはんも食べないし、うんちも我慢してしまいます。

本当にどうしよう・・・

と思案中・・・

 

 

 

 

次回に続く 

 

 

では おやすみなさい。