前回にも嘆いてしまいましたが、花粉症がひどい事になってきました。
一刻も早く、ピークが過ぎていって欲しいものです。そしてコロナもどっか行け!
でも、花粉症をお持ちの方は花粉症対策を徹底することによって、同時に新型コロナ対策も行えているはずなので、多少なりに感染率が下がるといいなぁ と思います。
さて、当院のウニ・イクラちゃん姉妹のその後について、かなり遅くなりましたが、日記の代わりとして残しておきます。
ただ、この子らを捨てた犯人は絶対に見るな!
そして不幸にみまわれてしまいなさい!
去年の6月に当院に捨てられていた生後間もない この子たちも、何度か体調を崩したこともありました(ホントに心配しました)が、なんとか無事に成長しております。
そして、可哀想ですが、去年の12月に避妊手術とマイクロチップの挿入を同時に行いました。
当院のお客さんは よ〜くご存知だと思いますが、避妊手術や去勢手術が、動物や人間にとって本当に良いことかどうかは未だ不明な点も多く、「私は分かりません、いつも中立の立場です!」とお伝えするようにしています。
先先代のタラちゃんは、3〜4年は避妊手術をせずにずっと一緒に暮らしましたが、発情中は 水もご飯もあまり食べなくなり、睡眠もあまりとらなくなったりと、ある意味かわいそうな状態でした。それが2週間ごとに繰り返しに起こる・・・4歳くらいで避妊手術をしましたが、最後は乳癌で亡くなりました。
そのような経験から、自分のネコは、女の子の場合は発情する前には 絶対 避妊手術をすると心に誓っておりました。何度も言いますが それは間違いなのかもしれませんが・・・
避妊手術を行う推奨時期には、いろいろと諸説がありますが、ワタシは乳ガン予防を目的にしているので、乳歯が永久歯に生えかわる生後6ヶ月齢までに行うことが多いです。
イクラ・ウニちゃんにもその時期が近づいてきました。
「あぁ、そろそろ避妊手術しなくちゃ・・・嫌だなぁ 」ほんとにブルーになります。
避妊・去勢手術は毎日のようにしてますが、自分の娘たちは身内なので、やりたくないのが本音です! かといって、他の誰かがするわけにもいかず、、、仕方なく。
『マイクロチップ』も全身麻酔がかかっている状態の方が 恐怖や痛み、そして動いたり暴れたりしないなど、色々と都合が良いので、避妊手術が終わって、麻酔が覚める前に挿入しました。
さて、最近よく質問されることの多い マイクロチップ について、面倒な話をはしょって説明させてもらいます。これは私の個人的な意見も含まれていますので、ご自身でよく考えてみてください!詳しく知りたい方はご自身でググって下さいまし!
2019年6月に改正動物愛護法が成立したことによって、ペットショップなどで販売される犬・猫へのマイクロチップの装着が義務化、一般の飼い主(飼育者)に対しては努力義務となりました。
ワタシが思うに、メリットは盗難や動物の遺棄への抑制!そして迷子や災害時の身元の確認 だと思うのです!ただし、マイクロチップが装着されていても、ナンバーの登録や実際の読み取りを行うのが人間なので、100パーセント確実!ではあり得ないと思いますが、、、。
このマイクロチップをペット(ペットって言い方がイヤ)に装着することに躊躇される方も多くいると思います。私も未だにこの行為そのものは慣れません!
法律で決まった事が必ず正しいこととは思いませんが、このマイクロチップの装着という行為がワン・ニャンやその他の動物たちにメリットになるならしゃーないなっ!と思って装着しております。
ただし、
装着された子に、一生涯 このマイクロチップの出番がないことを切に願います!
↑ちなみに、エリザベス嬢にもマイクロチップが装着されています!
(トリミングに行けてないのでボサボサです)
↑上の赤いマシンが、マイクロチップを読み取るリーダーです。
メーカーによっていろんな種類があります。
そして、下の器具がマイクロチップを皮膚の下に埋め込むための 針 デス!
↑白い小さな棒状のものがマイクロチップです。
↑この針を皮膚の下に刺して、中の筒を押し出すと、マイクロチップが押し出され、皮膚の下に挿入される仕組みです。
↑リーダーを動物の挿入した付近に近づけると、ご覧のように個別の番号が読み取られます。
ただし、きちんとこの個体と、番号が登録されていることが重要です!! これが、消えた年金問題みたいなことにならないか?大変危惧しております!そちらの関係の方々!きちんとしてね!
話は避妊手術に戻ります!
イクラちゃんの避妊が終った直後の画像がこちら↓
(術中はキチンと有窓布などは使用してますよ!)
何度見てもかわいそうです!(お腹の茶色はヨード系の消毒液の色です)
麻酔から覚めてしまう前によーく消毒して、マイクロチップを挿入します。
挿入した皮膚には小さな穴が開いているのですが、まれにその穴からマイクロチップが出てきてしまい、失敗に終わることがまれにあるということから、縫合糸で1針縫うことが推奨されている話もあるので、私は市販の瞬間接着剤で穴の周りの毛を撚って接着させて、脱落防止としております!
↓
猫ちゃんは、手術の後の傷口を 高率で舐めて 縫合糸をはずしちゃうので、エリザベスカラーか腹帯(術後服)を着せます!!
いつもは木綿の布で作成するのですが、自分ちのネコなので、ちょっとオシャレに!
↓完全に伸びきった靴下を用意して、嫁がささっと腹帯を作ってくれました。
↓イクラちゃんは市販の腹帯があったので、着せてみましたが、小さすぎて窮屈すぎですね!
その後、イクラちゃんも靴下の腹帯に交換しました。
ウニちゃんは腹帯を舐めたり咬んだりしてすぐボロボロにしてしまったので、衣替え!
靴下の模様を選んでいる訳ではないのですが、たまたま伸び具合というか、、、
そんな理由で嫁がチョイスしてきます♡
↑なんか、囚人みたいで、悪い子みたいですね!
↑姉妹なのですが、イクラちゃんの方が体格が大きいので、背中に切り目を入れて、ややルーズになるように小細工をしてみました。
↑お気づきですか?
この子たち、ご覧のように人の背中に乗るのが大好きです!
教えたわけではないのですが、二人ともが背中に乗ってきます。
↑作業をしていると、よくこの様に!
さすがに二人で乗ってくると、重すぎですが!
あと、爪が伸びているときは、「ギャーッ!イタイー!」となってしまいます。
でもね、
肩にピョンッとのってこられて、ノドをゴロゴロいわせているのって 嫌じゃないのってわかります?
動物が大好きの方なら、激しく同意していただけるハズ!!!
『動物が肩に乗る』って、その人を信頼してないと絶対にしないはず!
そして、
ワタシは 大バカ なので、この状況になると、結構な確率で・・・
・・・・・
・・・
・・
「その者〜、青き衣をまといて〜金色の野に降り立つべし〜・・・」
と
心の中で、大ババ様のセリフが聞こえてくる気が・・・する ボソッ
そ、そ、
そしてーっ!
お叱りを〜覚悟の上で〜
ワタシの年代から〜
上の世代の〜 (怒らないでネ)
年配の方 しかー、分かんないネタかな?
↑ヒィィ〜言ってるやん
こんなコトも想像しちゃうのですよっ
そう、
『ビルマの竪琴〜! 』
しってるかーい? 知らねーよっ
知ってる貴方は、ワタシより先輩ですネ!!
もともとは、児童文学の作品を 市川 崑さん が監督し 映画化された作品です。
中井貴一が若いです。
いい映画です。
機会があれば、是非ご覧ください!
さて、イクラとウニちゃんは無事に抜糸も行われ、その後は元気に暮らしています。
チーちゃん、と ワサビちゃんとも適度な距離感で上手にお付き合いができるようになってます。
ほんと、多頭飼育は猫どうしの好き嫌いがあるので、おすすめしません!
そんでもって、イクラ・ウニは、
やっぱり姉妹なので、いつも二人で行動することが多いのですが・・・
いろんなものに興味があるのですが、飽きてくると・・・
困ったことに、
いつも取っ組み合いをしています! 女の子なのに、、、泣
でも、なぜか ケガをするような酷いものではなく、微笑ましいくらいのケンカなので、全然心配はしてないです♡
最後になりますが、
この子らを捨てた、犯人は絶対に許しません!
が、
この子たちを見ていると、
心の変化が、
そう、
心の中で・・・
この歌が・・・
かみさまありがとう〜
ボクに友達をくれ〜てぇ〜🎶
ラスカルに合わせてくれて〜
ラスカルに合わせてくれて〜♫
ありがとうボクの友達〜ラスカ〜ルに合わせて〜く〜れぇ〜て〜♪
と
『アライグマ・ラスカル 』のOP曲が流れてくるのです!笑!! 終わり