まだまだ、暑い日が続きますね!
私は一日中エアコンの中での仕事ですので、手術着を着てのオペが暑いくらいかな?
でも、犬の散歩で外を歩くと、やはり夏の終わりを感じます。
あと、台風の季節でもあり、台風がくるとビニール製のバイクハウスが飛ばされないか、真っ先に考えてしまう嫌な季節になりました。
さて、今回は大阪での勉強会についてのエピソードです。まあ、このブログは日記の代わりに書いてる様なものなんで、あっ!
ちなみに、これを書いてるのは私じゃないので、お間違えのないようにっ!
どこかのゴーストライターが書いてます
さて、少なくとも月に一回は、疲れていても勉強会に参加するようにしています。県外での開催が多いので、休日や夜間も連絡が取れないことがありますが、どうかご容赦くだされっ!
獣医学も日進月歩が激しいです。
数年前の常識が通用しない場合がよくあります。
新たな治療法や診断法が次々と報告され、何もしないと取り残されていきます。絶対!!
ホントは何事にも頑張りたくはないのですが、自分を追い込んで行かないと、、、。
今回の勉強会はムチャクチャ勉強になりました。
今回の勉強会はキャノン医療用品株式会社様が主催するもので、以前からお誘いがありましたが、なかなか参加できずにいました。
今回は『TRVA 夜間救急医療センター』の中村篤史先生と塗木貴臣先生が直々に勉強を教えて下さるというので、絶対参加するつもりでした。
しかし、人気の実習型の勉強会でして、人数にも制限があり、『何日の何時からFAXでの受付を開始します、それ以前の申し込みは無効です!』とオリンピックのチケット争奪のような熾烈な戦いがあるのです。
ただし、
実習に必要な「実習犬」を連れて来た先生が優遇される!
という素敵な制度があるそうなっ。
ムフフッ!
ならばっ!
エステ〜ル!
いえ、エステル様〜!ご登場ください〜!
当院の実習犬と言えば、我が家の愛犬『エステルくん』が大活躍です。
『ケナフくん』は、車での移動が嫌いだし、エリザベスは大きすぎるので、先方にダメ出しを喰らいました!笑
エステルくんも、きちんと美容室でトリミングして頂くと、本当は綺麗な子なのでしょうが、、、いつも自家製の髪型、とてもトイプードルには見えません。
他のテーブルに綺麗にカットされたプードルちゃんがおりましたが、なんかウチの子が見すぼらしく思えます。
他の先生に犬種を聞かれると、いつも、メンドくさいので「雑種ですっ!」と答えています。ちなみに私は犬種とかに興味はありせん!動物はみんなカワイイです!
このエステルくんももう10歳のお爺ちゃんになりかけ!私とほぼ同年代になるのかな?
自宅ではオシッコが所定の場所に出来ない事が唯一の欠点ですが、それ以外は大変お利口です。そして、いろんな勉強会での実習犬をこなして参りました。
今回の実習は、重篤な症例の胸部、腹部に液体(出血、胸水、腹水)が認められないか、エコーを短時間で聴診器代わりに診ていく方法を主に教わりました。
知らない先生達と、三人で一つのグループに分かれて、実習をするのですが、、、
エステル君は、とてもお行儀が良かったです。
ただ、
「この子は太すぎる」だの、
「ペットが太いのは、飼い主に似る」だの、
「この子の胆嚢はダメですね、太らせすぎですねー!」
と初対面の先生方ににダメ出しを喰らいました!
まあ、場をなごませるジョークなのか?、
ゼンブ本当のコトなので、全然気にしてませんヨ!←嘘だ
今回の一番の収穫は、『肺水腫の診断をエコーで診る』と言う方法!
そんな有意義な方法があるとは、数年前まで私は知りませんでした。
そして、その方法も自分なりに手探りでやってましたが、少しやり方が違ってました。
上の写真は、数年前、急性の心不全でお亡くなりになってしまった子のエコー像。(フリーズがいまいちです。他の画像がありませんでした。)
症状とレントゲンでも肺水腫を疑います。
その当時、覚えたての肺エコーでしたが、今思うとBラインが認められました。が、イマイチ自信がありませんでした。
なので、やっぱり危険な状態の症例でも、レントゲンは必ず撮ってましたね!
しかし、今回の実習で、もうバッチリです!
もう迷わない!
エコー検査で、肺水腫を肺水腫と診断ができるようになりました!
実習の最後に、実習犬の子たちに、キャノンさんより手作りのワンちゃん用のクッキーを頂きました。
エステルと一緒に私もコッソリいただいちゃいました。全部エステルにあげなさいよ!
今回の実習に参加して、また少し成長できたような気がいたします。
今後もなるだけ、老体に鞭打って、エステル君と共に、実習に参加し続けたいと思いました。
講師の中村先生がエステルとの記念写真を撮影して下さいました。
中村先生、塗木先生、関係者の皆さん、どうもお世話になりました。終