だいぶ気温が下がり、寒くなってきましたね。ワンちゃん、ネコちゃん共に膀胱炎や、尿路結石がちょくちょく来院されてます。毎回クドいですが、オシッコの仕方には注意してあげてくだされ〜。
さて、『キョ〜フのシリーズ』デース。
今回は、忙しくて面倒なので、ダイジェスト版でお送りしマス。※なるべくグロい写真は削除しますが,それでもキモいかも?閲覧注意でお願いしますネ・・・。
ハイ、最初の困ったちゃんは、このポメちゃん♡
最近は柴犬風にカットしたポメを『シバラニアン』と呼ぶらしいですが、コレくらいのカットも可愛いですネ。
この子はたまに脱走するらしいですが、帰宅後より、嘔吐を繰り返すというので来院。
飼い主様のお話では、犬が帰宅?して、大粒に噛み砕いたニンジンを一本分吐いたとのこと。
その後も、食欲はありましたが、一日に何度もニンジンを吐くをくりかえし、、、、。
便のほうにも、大量の大粒のニンジンが排出され、、、。
一度、催吐させた時には多量のニンジンが排出させることに成功?と思いきやエコーではまだまだ、胃内にニンジンらしきモノを認め・・・。
4日間くらい、口からお尻からニンジンが排出され・・・。
レントゲンと、超音波で腸閉塞をおこしてないかを毎日チェーック!!
5日目くらいで、ようやく排出が認められなくなり。
腸閉塞の手術をすることなく、無事終了〜!。
この子は、推測ですが、大きなニンジンを、まるまる,三本分はど食べていたのではないでしょうか?
わが藍住町は、ニンジンの収穫が有名で、町民の方はよくご存知と思います。
収穫後の畑には、形の悪い出荷できないニンジンがよく山積みになっている光景が、あちらこちらに…。
この、『キョ〜フのニンジン』は藍住町ではよくある出来事デス!
実際、手術になる子もおりました。
藍住、板野町にお住まいのワンちゃんの飼い主様は、ご注意ねっ!
みなさんのお住まいの地域では、キョ〜フの鳴門金時だったり、レンコンだったり、大根だったり、すだちだったりすると思います。(`Д´) トクシマバッカリ! デモホントニアルハズ…
さて、続いての困ったちゃんは、猫ちゃん達デス。
当院に来られている飼い主様は、私が何度も脅しているのでよくご存知の、ヒモ状異物です。
私の中では、とてもやりたくない手術ですね。
なぜかというと、細い異物ほど、
腸にめりこみ・・・
腸管がやぶれていたり・・
腸管の広範囲に損傷があることも多く・・・
一カ所の切開では、摘出できまてーん。ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
↑上の写真の毛糸も、摘出するのに、何カ所も切断しております。
つまり、消化管を何カ所も切開しております!カワイソス
ヒモ状・糸状異物の典型的な消化管の写真(グロくてゴメン)ですが、(´ж`;)ゥ・・ゥップ
これ、糸を中心に腸がギュルギュル、ギチギチに縮んで、カチカチになっておる状態デス。イタソ〜!
基本的に、ヒモ状・糸状異物はネコちゃんが多いような気がしますが、犬もちょくちょく手術しております。
コチラのネコちゃんは、糸をつけた縫い針を糸ごと飲み込んでこられた子…。
レントゲンで胃の中に縫い針が写っておるのが分かりますでしょうか?
ネコの舌はザラザラなので、細い糸などは簡単にからめ捕ってしまいます。
針は胃の中にあるなら、内視鏡で摘出できますが、問題は糸のほう!
糸が長くて、十二指腸側に送られていれば
内視鏡で引っぱるのは大変危険です。
今回,この子が飲んだ針付きの糸は胃に停滞していたためオッケーでしたっ。セーフ!
こうして見ると、かなり糸が長いので、もし,手術になったとすれば針より、糸のほうが面倒だったに違いありません。
また、この『針をのむ』という行為で・・・
“土居まさるの奇人,変人コーナー”
を思い出すのは私がジジイだからでしょうか? ダレモシラナイッテ?
コチラは食道と胃の中間でひっかかっている竹の串です。
こんなことは、動物病院やってると嫌というほどやってきますね。飼い主様気をつけてね
ペットを飼っている家庭では、串やツマヨウジ、鳥の骨、魚の骨は、ダイナマイトを家庭に持ち込んだと思って取り扱ってイタダキタイ…ホントに(願)
ここで・・・
ダイジェスト版でと思っておりましたが・・・
眠くなってまいりました・・・ZZZ
ヽ(♯`Д´)ノコリャーッ
残りは次回ということで、スンマセン
みなさん、秋のこの季節、小型犬は柿の種にご注意を!!!
サツマイモもナマはダメダメよーっ!!!!!!!!
終。