今日で、一応今年の診察は終了となります。(動物病院に本当のお正月はありませんが)
お亡くなりになったワンちゃん、ニャンちゃんもたくさんおられました。ご冥福をお祈り致します。
当院のような、一次診療の病院では、生死に関係ない病気での診察も多いですが、
しかし、常に私が見落とさないように気をつけている事に、『早急に命にかかわる病気でないか?』があります。
はたして、どの位の子達を救えたでしょうか・・・?
当院で診断・治療ができないのであれば別の先生への紹介もうまくバトンタッチできたと思いますが・・・。
1年をふりかえり、今年最大の失態は、エコー検査中に猫ちゃんが亡くなってしまったことが悔やまれます。本当にごめんなさい。呼吸状態が明らかに苦しそうだったのに、嫌な事をされる恐怖が追い打ちをかけてしまったね。一週間くらいまえから調子が悪そうだったらしく、私の中では胸水がたまっている可能性が高いと判断、レントゲンを撮影するよりも、エコーの方が的確かつ安全かつ迅速と思ったんですが、状態と恐怖心が良くなかったと思います。飼い主様には危険性もお伝えしたつもりではあったのですが、、、。
検査に入ろうとしてすぐに亡くなってしまいました。
しかし、胸水ならば診断をつけて、水を一時的でも抜かなければ半日も持たない状態と思われました。ICUで酸素化しておこなってもたぶん同じだったと思います。
言い訳をするわけではありませんが、もうすこし早めに診察にきていただければなんとかなったかも・・・。本当に残念!!!!!!!!
しかし、トータルでの成績(?)は、決して悪い年ではなかったように思います.自己満足かもしれませんが、自己採点は80点とします。数年前にはできなかったことが出来るようになってます。
高度な医療や、ムズカしい手術ができるようにもなりたいですが、それは出来る病院にお任せしてもよいかと!ただし、命にかかわる病気の見落としだけは絶対イカン!
去年の私より、今の私がちょっとだけレベルアップしたと自負します。
しかし、 老化も着実にすすんでおります。☭(;´༎ຶД༎ຶ`)☭
小さい動物病院ですが、ホームドクターとして更なる努力をしてまいります。
ときどき,失礼なことをズケズケいいますがスンマセン!
皆さん、一年間本当にお世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。
おおしま動物病院 大島寛彰